遊牧民のごとく各地をふらふら、しばらくはシドニー定住予定。

タイガー家のあれこれ

植物

ネトル(西洋イラクサ)にまつわるあれこれ。ネトルの棘には要注意!

更新日:

 

はじめに

ネトルという草の名前はきいたことがありますか?ハーブや薬草に今日がある人なら耳にしたことがあるかもしれません。ネトルは別名西洋イラクサと呼ばれる草で、成分にヒスタミンを拭くことからアレルギーや花粉症をもつ人たちの間でハーブティーとして薬の替わりに人気があるのだとか。

このネトルについて調べてみたところおもしろいことがわかりました。

 

 

ネトルは生命力豊かな雑草

 

このネトルは英語で通称Nettle もしくは、Stinging Nettleと呼ばれており、日本では西洋イラクサとして知られています。

私がオーストラリアにいたときに、アレルギー対策としてネトルのハーブティーを飲んでいました。メルボルンのシードバンクからネトルの種も買い寄せていたので、庭に植える準備は満タンだったのに、種の袋に書いてあるとある注意事項が気になって躊躇していたんです。

 

その理由の一つ目がネトルの繁殖力。そしてもうひとつがネトルの棘です。

ネトルはどうやら繁殖力が強く、いったん根付いたらそこら中に多い茂ってしまい、いったん生えて

しまったら抹消するのが難しいとの事。あまりに広がるので植えてから後悔する人もいると聞いた

ものだからなんだか心配になりますよね。

 

そして、このネトルの繁殖力のすごさをここイギリスへ来て目の当たりにしたんです。

西洋イラクサといわれるくらいですから、西洋のイギリスにもネトルが自生していることは疑いようが

ありません。

 

でも、これをみてください。

 

 

林の下草がすべてネトル。繁殖力のすごさにな納得です。

 

日陰でも日向でも育つようで、そこらじゅうネトルだらけです。

 

 

 

ネトルの棘に注意!ネトルの怪我はネトルで治せ

ネトルは消毒作用や抗アレルギー作用のある薬草としても非常に有効なハーブとして知られている

ほか、ヨーロッパやロシアではスープや炒め物として食べることも知られています。

虫刺されたなんかにネトルから抽出した液を塗るのはおばあちゃんたち世代ではいわずと知れた治療法です。

夫の国でも、怪我をするとネトルを使うのだとか。

 

ではなぜ、『ネトルの怪我はネトルで治せ』といわれているかというと、それはネトルの『棘』にあります。

この棘ですがバラやブラックベリーのような大きな棘ではなく、一見すると毛のように見える棘。

細くて小さいからとあなどるなかれ、この棘に少しでも触れようものなた、とたんに刺されたような

激痛が走ります。

 

そしてこの痛みはすこし触っただけなのに5-10分にわたってズキンズキンと麻痺に似た痛みが続いて

かなり痛いです。ネトルの棘が大量に刺されば半日以上痛みが取れず蕁麻疹を引き起こすことが知られて

おり、これがネトルが呪われた草と呼ばれる所以なのです。

 

ちなみに、私もブラックベリー狩りをしているときにネトルに触れてしまってとても痛かったです。

薄手の衣服だと細い棘が服越しにも刺さってしまうので注意が必要です。

 

 

ネトルにまつわるあれこれ

アンデルセンとネトル

私が西洋イラクサと知られているネトルの棘のことを知ったとき、子供の頃に読んだあるお話を

思い出しました。

あの白鳥に変えられた王子様たちとその妹姫のお話です。

デンマークのアンデルセン童話の『白鳥の王子』または『野の白鳥』として知られていますね。

魔女に白鳥に変えられたお兄さん王子たちの呪いを解くために、妹姫がイラクサでシャツ(チョッキ)を編む

のですが、その指からはイラクサの棘で痛み血が流れるという描写が子供心に怖かったのを覚えています。

 

イギリスで見かけるネトルは触ると確かにとてつもなく痛いですが、血が出るような棘ではないので

もしかしたらデンマークのネトルとはちょっと種類が違うのかななんて想像します。

ともあれ、我が家の長女も4歳になり大分理解も進んできたのでこうゆうお話も読んであげたいと思っています。

 

 

ネトルで編んだ洋服:ドイツの軍服

アンデルセンのお話にも出てくるネトルでつくった洋服ですが、これは決して童話のお話だけのことでは

ありません。ネトルで編んだ洋服に関してはかれこれ長い歴史があり、2000年以上も前から洋服の素材

として使われており、16世紀に綿花の人気に伴いその座を取って代わられるまではとてもポピュラーな

素材として使われていました。

また、第1次世界大戦のドイツでは、戦争に伴い物資が細くしたさいにネトルの糸で兵隊の軍服を作った

ことが知られています。

 

そして、このネトルは近年天然の素材として再度注目を浴びるようになってきました。

その理由としては、綿花の栽培に伴う発展途上国の環境破壊といったエコロジーの観点と比べ、ネトルは

西洋や温暖な気候では自生していますし、繁殖力も高いことから環境に優しいエコ素材として環境思考の

人々の間に人気が高まってきています。

また、このネトルで作られた糸はしなやかで、かつネトルは空気を含みやすい構造をしているため、軽くて

暖かい服を作ることができるんです。

水に濡れても耐久性が変わらず強いことからジーンズにも使われているのだとか。

もちろん、枯れたネトルですから、あの激痛を引き起こす棘はないので安心してくださいね。

 

まとめ

以前から栽培してみたかったネトルですが、やはりあの棘が怖いというのが本当のところ。

ネトルひつでも調べてみるいろいろなことが分かって面白かったです。

折角たくさん自生しているので、ベリー狩りがてら、ネトルも摘んでみようと思います。

 




Be happy!

Be happy!

-植物

Copyright© タイガー家のあれこれ , 2018 All Rights Reserved Powered by STINGER.